心身相関モデルで胃の不快感が0になった症例
こんにちは!
Infinityの渡会です。
本日もブログをご覧になっていただき、
ありがとうございます。
今回は、
『心身相関モデルで胃の不快感が0になった症例』
というテーマでお話していきます。
ブログからでもご覧いただけます
↓↓
▼心と身体は繋がっている
心身相関モデルとは、
「身体構造の問題からメンタルの問題を導き出す型」
のことを言います。
簡単に言うと、
「心と身体は繋がっている。」
という前提のもと、症状の原因を導き出す型になります。
例えば、
大勢の前で話す場面。
「失敗したらどうしよう…。」
など不安を感じると、心拍数が上がり胸の辺りが苦しくなったりしますよね?
このように、
私たちの心の状態が身体に影響を及ぼしています。
この原理を活用して、相手の症状や構造面の状態からメンタルの原因を明らかにするために必要なモデルです。
▼症例紹介
症例は、
60代女性。
元々腰痛で来院。
腰痛はほぼ改善し、
現在は自律神経症状や不定愁訴に対して介入。
▼症状と構造からメンタルメッセージを読み解く
「数日前から胃の不快感があって、消化の良い野菜などでも食べた時に胃が焼けるような感じがするんです。」
といった訴えがありました。
病態的には、
食層まで(胸焼け)は症状が出ていなかったことから、
「胃から十二指腸に向かうプロセスに問題がある。」
と推察しました。
そして、
膵臓と胆のうとその周りの膜組織に硬さや癒着を触診より観察できたので、
「おそらく、膵液と胆汁が十分に分泌できず胃酸が中和されないことで胃の焼けた感じがみられている」
と仮説を立てました。
そこでアウター(身体構造)アプローチとして、
・膵臓
・胆のう
・胃
・十二指腸
・その周りの膜組織
に対してアプローチしました。
その結果、
10⇒8まで症状は改善しました。
残りの8割はインナー(習慣)もしくはメンタル(心理)だと仮定して、
習慣(主に食事)について聞きましたが、
上記のアウター部位に関連するものは見受けられませんでした。。
そうなるとメンタルだと仮定。
胃のメンタルメッセージの一つが、
「飲み込めない」
これは、出来事や人の言葉、相手の価値観を飲み込めないという意味としても捉えることが出来ます。
セ「〇〇さん。胃は精神的に消化不良な出来事や人の言動・考え方などがあるサインとして症状を出すことがあるのですが…。何か心当たりはありますか?」
患「夫の言動や考え方に不安を感じています。でも、反発すると夫が不機嫌になってかえって私もイライラするので我慢して飲み込んでます。」
上記の発言とこれまでの患者さんの背景の中に、
“受け取る”ことで夫との関係性が良好になり、ストレスを感じにくくなった経緯があったっことを加味してフィードバックをしました。
セ「〇〇さん今のお話を聞いて感じたことを伝えてもいいですか?」
患「はいお願いします。」
セ「〇〇さんは、“受け取る事”と“飲み込む事”が一緒になってしまって分けられてないのかなと思ったのですが…。」
患「あー。たしかにそうですねー。」
セ「“受け取る事”で以前より旦那さんとの関係性が良好になり、〇〇さんも楽になってきたので“受け取る事”は今後も大切にするといいかもしれません。ですが、全て“飲み込めむ”必要はありません。受けっとった上でかみ砕いて咀嚼してそれでも飲み込めない時は飲み込まないという選択をしてもいいんですよ。」
患「なるほどー!全て飲み込まなくていいんですねー!(解放されたような表情とほっと一息つくような声で話される)」
これらのやりとりをしている間に、
次第に胃やその周りの組織が緩んでいくのを感じました。
これは、
・本人の中で無理矢理夫の意見を飲み込もうとしていた事の“気づき”。
・受け取ったとしても全て飲み込む必要はないという“許可”が下りた事。
この2つの意識変容が起きたことで、メンタルの影響が治まったということです。
そして2週間後来院された時には、
「胃の不快感は全く感じなくなりました!」
と笑顔でおっしゃってくれました。
以上のように、
私たちは心身相関モデルを駆使して、
相手の症状の原因を導き出し症状の根本改善へ繋げています。
いかに症状や構造の役割から“意味”を導き出し、メンタルメッセージとして読み解くことが出来るかが、心身創刊モデルの重要なポイントになります。
もちろんすべて当てはまるわけではありません。でも当てはまらなかったという結果も原因を見極める一つの評価にもなります。
是非皆さんも症状や構造の役割から、“意味”を推測してみてください。
今まででは気づけなかった原因に気が付き改善の糸口が見つかるかもしれません。
本日は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
渡会 賢太
追伸
11月18日(土)
19:30~20:30
自律神経に特化した
無料Zoomセミナーを開催します。
内容は
・ポリベーガル理論に基づく自律神経のステージ分類
・ステージごとの問診項目
・ステージごとの評価項目
・ステージごとの施術部位
・自律神経患者
興味のある方は
是非、ご参加ください!
↓↓
https://48auto.biz/infinitherapist/registp/entryform76.htm