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ネガティブな患者さんとの正しい付き合い方

こんにちは!

Infinity講師の渡会賢太です。

今回は、
『ネガティブな患者さんとの正しい付き合い方』
というテーマでお話していきます。

あなたはネガティブな発言ばかりをする患者さんが目の前に来た時、
どんな気持ちになりますか?

「うわ~、やりづらい人来たな~。」
「なんて話しかければいいのかな…。下手なこと言ってさらにネガティブになっちゃったらどうしよう…。」
「深く関わると大変そうだから、あまり踏み込まずに卒なく関わろう…。」

と、
どのように関わったらいいか分からず困ることってありませんか?

僕もコミュニケーションを学ぶ前はそうでした。

しかし、
実はネガティブな言動が多い患者さんほど、
強固な信頼関係を作りやすく、
結果的にLTVに繋がり、ファンになってくれやすいんです。

なので今は、
ネガティブな患者さんが来てくれた方がやらしい話、経営的にも嬉しいので、
むしろテンションが上がります。笑

とは言っても、
「LTVが上がるのは嬉しいけど、正直ネガティブな患者さんは疲れるからできれば診たくないんだよね…。」
という方。

私もそうだったのでめっちゃ気持ちはわかりますが、
それは治療家自身の考え方に原因があります。

言い換えれば、治療家自身の間違った考え方によってそのような不快な気持ちを自分で創り出しているという事です。

逆に言うと、
治療家自身の考え方を変えることが出来れば、そもそも嫌だと思わなくなっていきます。
むしろ、ネガティブな患者さん程、愛おしく思えるようになります。

「いやいや、さすがに愛おしいまでは無理でしょ?」
と思うかもしれませんが、騙されたと思って続きをご覧ください。
きっと、あなたのネガティブな患者さんの印象がガラリと変わることでしょう。

▼全ての言動には肯定的な意図がある

著書「嫌われる有機」で一躍有名となったアドラー心理学のアルフレッド・アドラーは、
「人間の行動には全て目的がある(目的論)」
を提唱しました。

私たちは、表面的には怒りや悲しみなどの感情(現れ)を、“良くないもの”と思いがちですが、
“全ての言動や振る舞いには肯定的な意図(目的)がある”
という前提に立って患者さんと関わってみてください。

例えば、
「旦那が子育てや家のことに全然協力してくれないんです。むかつく!」
と、一般的には愚痴ととられるような発言をする患者さんがいたとします。

その時に、この発言の裏にある肯定的な意図に目を向けてみると、
「夫婦で協力して子育てをしたい。」
「子供には健康で元気に育っていってほしい。」

などの願望や思いがあるかもしれません。

「それだけ、〇〇さんはお子さんに幸せになって欲しいって強く思い、努力されているんですね。」
など、相手の肯定的な思いに対してフィードバックをする事で患者さんは、
「この先生は私の事を分かってくれている!」
「愚痴を言うと周りから嫌な顔をされるけど、この先生は受け入れてくれる!」
というように、より深い信頼関係を築けることもあります。

そして、怒りや悲しみを口にするくらい家族への想いを持っている患者さんを目の前にしたら、

「この患者さんは素敵な人だな♪」
「この患者さんを応援したいな!」

とセラピスト自身も自然と患者さんに愛着が持てるようになり、ネガティブな発言をする患者さんの事を愛おしく思えてきます。

中には、
「愚痴を言ったら嫌な顔をされるから普段は言えない…。」
「愚痴を言う事は良くないこと。だから愚痴を言っている私なんてダメ…。」
など、普段の日常の中で、ネガティブな発言が出来ずに苦しんでいる方もたくさんいて、
そのような状態が症状に影響している場合も少なくありません。

なので信頼関係だけでなく、
「ここに来るとなんだか身体が楽になる!」
「この先生に会うと、どんどん症状が良くなっていく!」
と、治療院に来ることやあなたに会う事自体に価値を感じてくれて、
さらに症状の改善にもそのように関わる事で繋がっていく事も多くあります。

このように、
ネガティブな発言や振る舞いには“肯定的な意図”がある。
この前提を持って関わる事で、ネガティブな患者さんと強固な信頼関係を構築することが出来、LTVの向上やファン化に繋げることができるのです。

もし、ネガティブな患者さんにも動じずに、むしろファンにできる治療家になりたいという方は、是非現場で実践してみてください☆

本日は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

渡会 賢太

追伸

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