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構造面、習慣面、感情面にトータルアプローチして症状を根本改善させる方法をブログで公開中

1ヶ月以上続く”咳”の原因

 

みなさんこんにちは。

Infinityの中田です。

いつもブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

本日は、
【1ヶ月以上続く”咳”の原因】
についてお伝えしていきます。

私は、現状、新規の患者様は受け付けず、
既存の方のみにさせていただいているのですが、

つい先月、
3年振りに再来院された患者様の事例を
共有していきたいと思います。

『先生、風邪を引いてから、
咳が1ヶ月以上止まらなくて…』

というご相談でした。

そんな主訴は、基本的にHP経由では
来られませんが、
難病など特殊な場合は除いて、

『分かりました!お任せください。』

とお答えするようにしています。

Total Health Approach™️を用いて、
症状を多角的に評価していけば、
改善していくことができると
分かっているからです。
(メディカル領域の場合は別ですが。)

今回も、咳ということで、
『気管支系の問題かな〜』とだけ
再診予約の時点では想定していました。

実際に患者様が来られて、
症状を伺っていくと…

・1ヶ月前に風邪を引いた
・そこから咳が続いている
・一度咳が出ると止まらず、夜も寝れない

このような状況でした。

みなさんであれば、
この状態で、どのように評価を進めて、
アプローチしていくでしょうか?

まず、私は
問診で主訴の病態を絞り込みました。

詳しく聞いていくと…
・首元だけ冷える感じがする
・熱っぽいけど、実測は熱はない
・元々、喘息を持っていたが今は治っている

このような情報が出てきました。

Infinity独自の自律神経評価でいくと、
進行度Stage-2だということが分かりました。

Stage-2は、
腹側迷走神経系の低下、
交感神経系の過剰の組み合わせで起こります。

そして、実際に身体所見をとっていくと、
・上位胸髄レベルの交感神経節の過剰緊張
・鎖骨下リンパ節と静脈角の硬さ
・胸部縦隔の心膜と肺の胸膜の癒着
がありました。

身体内部で何が起きているのかの予測として、
・何かしらの原因で炎症反応が出ていて、
喘息様に気管支が狭くなっている

・交感神経が過剰反応し、血流が阻害され、
炎症の排泄が上手くいっていない。

この様な仮説を立てました。

その次に行うべきは、
主訴の病態を引き起こしている
生活習慣の負担です。

色々お話を伺っていく中で、
ある事実が浮かび上がってきました。

・食は、かなりこだわっている
(私とほぼ同じくらいの知識を持っていた)
・水もかなり飲んでいる

炎症が出ている方の多くは、
水が飲めていなかったり、
食習慣が悪かったりしますが、
この方は、全くその問題がありませんでした。

強いて言うなら、パンが好きだったので、
『それかな?でも、それにしては…』

といった印象。

と言うのも、触診レベルでは、
経験上の炎症レベルでは、かなり高い方で、
今までにあまり経験のない
炎症の出方、細胞間の浮腫感を感じていました。

それらの情報をもとに、
患者様の状況を考えたときにある仮説が
浮かびました。

その要因は、
『大気』です。

場所は伏せますが、
その患者様は、ある地域に長年住まれていて、
その地域は、大気汚染が進んでいる地域でした。

人は、1日に14,500Lもの空気を吸い込みます。

正直、これまで大気汚染メジャーの方は、
経験がなかったので、
私が感じていた経験のない炎症感や浮腫感は、
それが原因でした。

そして、その仮説が、
施術を開始して20分くらいで分かったので、
その事を伝え、患者様も深く納得してくださいました。

その仮説をもとに、
アウター(構造面)、インナー(習慣面)の
アプローチをしていった結果、

3回目の時には、夜間の咳が楽になり、
4回目の時には、全体的に症状が楽になってきました。

今週が、5回目の治療ですが、
またどのような経過を辿っているかを
確認して、修正していきます。

これが、Total Health Approach™️の1例です。

言葉では伝わる限界があるかもしれませんが、
診たことがない症状であっても、
多角的に症状を評価し、仮説を立て、
検証し、修正する。

このサイクルを回し続けていけば、
診れない症状は無くなります。

少しでも参考になれば、幸いです。

本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

中田一希

PS.
自律神経の治療って苦手意識がありませんか?

私も、数年前までは
そう思っていたのですが、
自律神経を診るときの臨床的思考法を
知らなかっただけなんだな。

と、今なら思います。

そんな自律神経アプローチの思考法を、
trust bodyで、不定愁訴や難治性症状を
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『そんな症状良くなるの!?』みたいな症状も、
バンバン改善に導いてしまうところが
勝水の凄さです。笑

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