股関節治療の持続性を高める血管アプローチ
こんにちは!
Infinity講師の中村涼太です。
いつもメルマガをお読み頂きありがとうございます。
本日は、
『股関節治療の持続性を高める血管アプローチ』
というテーマでお伝えしていきます。
今回の内容は臨床をやり込んできた人向けの内容です。
これまで、股関節へのアプローチというとどのようなことを行ってきましたか?
臀筋のリリース、筋トレ、靭帯アプローチ、坐骨神経リリースなど
セラピストによって様々な介入方法があり、どれも正解ではあると思います。
その中で、今回、臨床の中でこの血管アプローチの意識を入れたことで、
施術効果の持続性が明らかに上がったことがあったので、シェアしていきたいと思います。
もしあなたが、
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・股関節の硬さがなかなか取れない
・その場での施術の反応は良いけど、次の時には戻ってしまっている
・今よりもっと治療効果を高めていきたい
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このように考えているのであれば、
ぜひおすすめの内容なので続きをお読みください。
▼これまでのアプローチ
例えば、股関節屈曲時に前面の詰まりがある人に対して、
後面の坐骨大腿靭帯のリリースであったり、
腸骨大腿靭帯のリリースにて、その場での詰まりは軽減することは、
臨床の中でよくありました。
さらに長年つまりがある方であると、大腿動脈が鼠径部で詰まっており、
周囲の筋膜や靭帯との癒着をとるところまで意識できるとさらに動きがスムーズになるケースがあります。
しかし、施術を終えて、次回の来院時に来ていただくと、
詰まりは前回ほどではないにしろ、硬さがまだ生じていたのです。
最初は身体の使い方かなぁと思っていましたが、
血管アプローチをさらに細分化していくことで、
治療効果の持続性が上がり、そのアプローチ以降は戻りが明らかに減りました。
▼栄養血管
では、どのような細分化をしていったのか。
それは、
“股関節への循環を常に高い状態を確保するためにはどうすれば良いのか”
と考えたことにあります。
考えながら、調べたところ、
大腿動脈の分岐として、内側大腿回旋動脈と外側大腿回旋動脈が、
大腿骨頭と頸を前後より栄養を与えるということが、分かりました。
この“関節へ栄養を与える血管へアプローチをする”
という視点を手に入れたことで施術の質が高まりました。
これまで行ってきた、神経、筋、靭帯へアプローチした中で、
最後に内側大腿回旋動脈、外側回旋大腿動脈へのアプローチをすることで、
治療効果の持続性も良く、
患者様のその場で足がスムーズに動く感覚を共有しやすくなりました。
ぜひ、今回の内容を参考にしていただきながら臨床に活かしていただけたらと思います。
では本日の内容は以上になります。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
中村 涼太
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