Blogブログ

構造面、習慣面、感情面にトータルアプローチして症状を根本改善させる方法をブログで公開中

患者さんの視点を180°変えるコミュニケーション術

勝水圭那

皆さんこんばんは!

Infinity講師の勝水圭那です。

今日は、相手の視点を180°変えるコミュニケーション術をお伝えしていきます。

 

========
自分はどうせ治らない…
本当に治せるんですか?…
貴方には私の辛さは分からない
========

 

今までの否定的な体験から、
なかなかパートナーシップが取れない患者さんはいませんか?

こちらがどんな働きかけをしても、
いつでも否定的な態度で
ちっとも体が緩んでいかない…

こんな人、誰にも治せないのでは?
って感じますよね。

 

でも実は、
そんな相手の態度を初回来院であっても
あっと言う間に変えてしまう
魔法のコミュニケーション術があります!

 

 

▼解釈は変えられる

 

体験の「事実」を変えることは
なかなか困難です。

しかし、
私たちは「事実」を、
「解釈」と言うフィルターを通して
認識しています。

実はこの「解釈」というフィルターは
交換が可能です。

 

例えば、
厳しい上司がいるとしましょう。

この上司が、
2人の部下の仕事に対して
同じ様に間違いを指摘し、
もっと責任を持って仕事をする様に言いました。

 

1人の部下は、
「本当に厳しい人だ。
もっと柔和な人の下で働けたらいいのに…」
と、思いました。

この場合の解釈は、
「人には優しくあるべき」
「自分は褒められることで力を発揮するタイプだ」
などです。

 

しかしもう1人の部下は、
「なんて、仕事に対して誠実な人なんだろう。
自分も早く上司に認められる様な人材になりたいな」
と思いました。

こちらからは、
「仕事は責任を持って取り組むべきだ」
「仕事に厳しさは必要だ」
と言った解釈が見えて来ます。

 

起こった「事実」は同じでも、
2人は全く別の「解釈」を持っています。

そして、
自分が普段、
どの様な解釈(フィルター)を通して物事を見ているのか知っていくことで、

相手がどんな「解釈」を持っているのかがわかってきます。

 

 

▼相手の反応を変えるには

相手の反応を変える最も有効な手段は、
ズバリ
「自分の解釈を変えること」です!

 

人は沢山の解釈を持っていて、
場面や状況によって解釈を変えながら物事を捉えています。

その解釈のフィルターを意識的に取り替えることができる様になると、
患者さんとの関係性は劇的に変わります。

 

例えば、
「自分で治す気のない患者さん」
が、
「家族のために頑張っているお母さん」
に解釈が変わるだけで、

相手に必要な関わりは、「新たなセルフケア指導」ではなく、

「いつもお疲れ様です」
の心からの一言に変わります。

 

私たちは、相手を治そう!
と、ついつい頑張ってしまうので、

その中で、患者さんに対する見方(解釈)が
固定化されていることがあるかもしれません。

 

相手を改善に導くことは、
もちろん大切なことです。

そういった想いを大切にしながらも、
自分が普段、どんな解釈で相手をみているのか?
違う解釈から見るとどう見えるか?

自分の解釈を自在に変えることを訓練すると、
リピート率や改善率が劇的に上がり、

そして相手のタイプに振り回されずに
どんな患者さんにも対応できるのです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

勝水 圭那

関連記事