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「施術効果が劇的に変わる触診の3ステップ」

渡会賢太

はじめまして!

Infinity講師の渡会 賢太(わたらい けんた)です。

簡単に自己紹介をさせてください☆

私は理学療法士で、

2021年8月現在、

病院勤務をしながら、

難治性症状専門の整体院を運営しております。

私の特徴としては、

視覚に障害を持っているところなのですが、

最大の悩みが、

こちらから言わないと、

誰も気づいてくれないことです。

そうです。

あまりにも障がい者感がないみたいでして、

「賢ちゃん、本当は見えてるんでしょ?」

「かまってほしいから演技をしているんでしょ?」

と、

分かってくれないのです(汗)。

なので、

皆さんに誤解してほしくないので、

初めにお伝えさせていただきました。

ここから、真面目に自己紹介させていただきますのでご安心ください(笑)

僕はセラピストとして9年間経験を積んできましたが、

私の最大の強みは、

「現場感漂う叩き上げのスキルやその理論」

をお伝えできるところだと思っています。

医学書や専門書だけでは語れない部分や、

〇〇法や〇〇式のスキルだけでは超えられない壁を乗り越えるための、

臨床の最前線で体験しているリアルな情報や知見を、

余すことなくお伝えさせていただきます。

ゴリゴリに結果を求めているセラピストのあなたに、

お役に立てる情報を発信していきますので、

楽しみにしていてください♪

それでは本題に入り案す。

本日のテーマは、

「施術効果が劇的に変わる触診の3ステップ」

についてお話しさせていただきます。

本日の記事は、

☑硬結部位は特定できているが、上手く緩めることが出来ないことがある。

☑すんなり緩められる時と、なかなか緩められない時のムラがある。

☑実際にしっかりと緩ますことが出来ているのか自信がない。、

この中で、一つでも当てはまる方は、

是非最後までお読みください。

なぜこのテーマを取り上げたかお話すると、

同じ組織や部位に介入するにあたり、

ちょっとしたタッチの違いや質によって、

施術効果に大きな差が生まれたり、

かえって悪化するケースもあるからです。

きっといくつか手技や施術法を学んできたあなたも、

同じようなタッチで介入しても、

調整されていく感覚が、

しっくりくる患者さんと、

そうでない患者さんがいる。

そのような体験をしたことがあるかと思います。

その違いの背景には、

このタッチの違いがあります。

施術のタッチは抽象度が高く、才能やセンスの違いだと思われている方が多いかと思いますが、

ご安心ください。

しっかりとした「型」というものがありますので、

それを今回はお伝えさせていただきます。

▼タッチの3ステップ

結論からお話しすると、

⓵進入角度

⓶深さ

⓷ベクトル

の3ステップになります。

一つずつ解説していきますね。

▼⓵進入角度

組織の硬結や癒着部位を特定し、

いざ触れていこうとする時に、

とりあえず触ってから、どのように調整していくかを考える方多いかと思います。

しかし、

まず触る前に、

「どこから触れていくのか?」

を見定めることがとても大切です。

その理由は、

硬さを作っている背景に、

「凝り固まっているだけなのか?」

「他の組織とくっついて硬くなっているのか?」

「どの方向にくっついて固まっているのか?」

といったように、

どのように硬くなっているかに、

それぞれ違いがあるからです。

仮にくっついているケースの場合に、

硬いからと言って上からグイグイ押してしまったら、

かえって状態が悪化(アライメントが余計に悪化)し、

思うような結果が出ないこともあります。

そのため、

「どこから触れていくのか?」

を見定めるところに、

まず意識を向けていくと良いです♪

▼⓶深さ

進入角度が定まったら、

次は「深さ」を意識します。

これは、

「今自分が狙っている組織や部位はどのくらいの深さなのか?」

を解剖のイメージと触診の感覚を頼りに探っていきます。

これが疎かになると、

癒着や硬結を来しているところへ的確にアプローチが出来ずに、

効果にムラが出てしまいます。

ここで注意が必要なのは、

強く押す事とは分けて考えることです。

強く押す意識だと、

かえって身体が抵抗し、

正確にタッチが出来なくなる可能性があります。

あくまで、

「深さ」を意識してみてください☆

▼⓷ベクトル

深さまで意識して、

しっかりと狙っている組織・部位を捉えることが出来たら、

最後は「ベクトル(方向)」を意識します。

これは、

より組織が緩む方向や、

調整されていく方向を、

探っていきます。

ここはやや抽象度が高い表現になりますが、

探っていると、

その組織自体が行きたい方向を感じ取ることが出来るので、

その方向へそっと導いていく意識が大切です。

無理やり持っていく意識だと今一つ効果が出ないことが多いです。

正直、

この最終ステップは、

少し感覚的な要素が強いので、

習得するためには、

実際に感覚を共有してお伝えする必要はあるステップだと思っています。

⓵⓶まで意識出来れば、

それなりの施術効果を引き出せるかと思いますので、

さらに精度を上げるために、

大切なステップだと捉えておいてください。

また、

硬さの「もどり」を抑える上でも、

このベクトルの意識はかなり重要かと思います。

▼まとめ

今回は、

「施術効果が劇的に変わる触診の3ステップ」

というテーマでお話しさせていただきましたが、

いかがだったでしょうか?

⓵⓶まで意識するだけでも、

今まで使ってきた手技や施術法でも、

介入後の状態や施術効果、

患者様の反応に、

明確な違いを生み出すことが出来ると思います。

是非、明日からの臨床で活用してみてください♪

さらに、

チャレンジ精神溢れるそこのあなたは、

⓷のベクトルを意識してみてください。

きっと、

患者様からゴッドハンドと言われるほどの、

施術効果を叩き出せるあなたに、

出会えるかと思います☆彡

最後までお読みになっていただき、誠にありがとうございました。

それではまた~♪

Infinity講師 渡会

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