【公開】「治るわけないでしょ?」と言っていた頭痛患者さん
みなさんこんにちは。
Infinityの中田です。
いつもメルマガをお読みいただき、
ありがとうございます。
メルマガの読者の方から、
こんな声をいただきました。
『アウター(構造)とインナー(習慣)とメンタル(心理)を
実際にどのように組み合わせて、患者さんを
診ているのかが凄く気になる…』
確かに、そうですよね。
ということで、
本日は、実際に私が12月から診ている患者さんの
治療記録を公開していきます^ ^
▼初診のある一言
冒頭は、こんな言葉からスタートしました。
『(私は)20年近く毎週のように
頭痛で悩んでいるので、
こんな症状治るわけないでしょ?』
間髪入れずに、このように答えました。
『大丈夫ですよ^ ^
ちゃんと良くなりますから。
でも、これだけ続いていたら、
正直、治るイメージ全くつかないですよね^^;』
患者さんは、
『いや、全く想像つかないですね…』
と言いながらも、少し表情は緩んでいました。
私がこの様に言葉を返したのは、
明確な意図があります。
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1.来院時の表情や振る舞い、声のトーンから、
『自分に自信がない』という価値観を
持っていると判断したから。
2.同じく、表情や振る舞いなどがから、
症状が長期間治っておらず、
“治るイメージが湧いていない“と判断したから。
3.問診票の症状から、『緊張性頭痛>偏頭痛』の
複合パターンだと判断し、確実に改善できる自信が
あったから。
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私には、頭痛治療の明確な治療戦略を持っているので、
基本的に複雑な心理的要素が絡んでいる方以外は、
その方のライフスタイルや職業など、
背景を理解できれば、
確実に想定通りに改善できる算段が立ちます。
ですので、
冒頭の様に答えました。
僕の意図によるコミュニケーションの意味は、
相手の反応によって分かります。
今回は、YES。
つまり、この様に答えてくれて
嬉しかった。安心した。
ということです。
実際、1月の中旬には、
症状が出ない様になって、
『あの時は、治るとは、
全く思ってなかったですね〜^^;』
と、教えてくれました。
▼私の頭の中にあった戦略
冒頭の一言で、信頼関係を
一気に築けたことで、
様々な症状の背景を聴くことが
できました。
問診・視診・触診を通して、
立てた仮説は、
『全身の循環レベルの低下』
でした。
その理由は、沢山あるのですが、
特に評価した点は、
===================
1.その日に症状が出るかどうかは、
朝起きた時の”首の怠さ“で判断している。
2.来院の1ヶ月前に、
腎結石が見つかった。
3.それまで、生活で水はほとんど
飲んでこなかった。
===================
この3つです。
体内の水分量は、常に一定なので、
外部から接種する純粋な水の量が
少なければ、その分腎臓が、
濾過して還元する量が増えます。
その状態が長期化すると、
簡単に言えば、
『お風呂の残り湯何度も使い回し』
状態になってしまいます。
そうすると、当然、
浄水器のような役割をしている
腎臓には過負荷が生じ、
結果的に、腎結石という形で
表出していました。
腎結石は、経験上、
5年以上、循環レベルが落ちていると
生じやすいです。
そして、
朝に”首の怠さ“が出るというのも
ポイントでした。
人は、入眠につれて、
・体温
・代謝
・循環
この3つが下がり、
起床時が最も低くなっています。
ですので、1日の中で、
特に、朝症状が出る方は、
“基礎循環のレベルが下がっている”
という1つの目安にしています。
例えば、
頭痛がない1人の方は、
基礎循環レベルが80、
起床時が60だとします。
それが、
この方は、
基礎循環レベルが50
起床時が30になってしまっていて、
症状が出ている。
こんなイメージです。
(数字は、あくまで例え話です。)
他にも施術中に
ライフスタイルや既往、
職業、嗜好など様々な情報を
聴かせていただいた上で、
戦略を練りました。
ポイントは、排泄(静脈・リンパ系)が
上手く機能していない。
という点です。
<アウター戦略>
・腎静脈
・鎖骨下リンパ節
・上矢静脈洞
<インナー戦略>
・水
・コーヒー量の調整
・天然塩
<メンタル戦略>
・安心感
・言い切る
・治療計画を明確にする
ざっくり言えば、
このような戦略を立てました。
初期の3週間は、そこまで大きな変化はありませんでした。
それでも、
『このままで大丈夫ですよ。安心してください^ ^
あと、1ヶ月以内には、変化が出てきますから。』
と伝え続けました。
予測していた通り、
2ヶ月目に入ると、首の怠さはたまにあるけど、
頭痛が出ていないことに気がついていました。
3ヶ月目に入ると、首の怠さもかなり頻度が減っている
ことが分かってきました。
このように、
アウター(構造)
インナー(習慣)
メンタル(心理)
3つを総合的に評価し、
統合的にアプローチしていけば、
数十年来の症状であっても、
案外あっさり改善してしまうことも、
少なくありません。
いかがでしたでしょうか?
このようなことが、
trust bodyや、Infinityの受講生さんの
臨床では割と当たり前になっています。
『いや…こんな内容、
自分には、できないんじゃ…』
と思いますよね。
ただ、実際に考えてみてほしいのですが、
・無資格未経験元パチ屋店長のスタッフ
・会社員の患者さん5名
も実際に受講されて、
日に日に臨床を診る質が深まっています。
みなさんが、国家試験の勉強や治療の練習を
これまで沢山してこられたように
たった数日で全て身につくなんてことは、
ないですが、
積み重ねていけば、
確実にこの様な知識・技術を習得することができます。
その為に、Infinityは、
講師陣5人の臨床の蓄積を体系化して、
誰でも習得できるステップにしています。
あなたも、これまでより
1つも2つも深いレベルで
患者さんを診れる様になって、
心から感動されて、
感謝される治療家になりませんか?
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
中田一希
追伸.
年2回しかない募集です。
今回のトータルアプローチの考え方
アウター(構造)
インナー(習慣)
メンタル(心理)
を1日で学べる1Dayセミナーを開催します。
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