ふくらはぎから腰痛を考える
こんにちは。
Infinity講師の中村涼太です。
いつもブログをお読み頂きありがとうございます。
本日は、
「ふくらはぎから腰痛を考える」
というテーマでお伝えしていきます。
本日は腰痛についてお話をしていこうと思います。
腰痛って一言で言っても、様々な原因がありますよね。
筋膜性、椎間関節性、神経性、内臓由来など
非特異性腰痛が85%と言われており、
私たちの目の前に腰痛できていただく方の多くは、
画像では腰痛の原因が分からないことがほとんどです。
その中で、今回は、
腰痛を見ていく上で一つ参考になる所見を共有させていただきたいと思います。
それが今回のテーマでも挙がっていた
“ふくらはぎ”
になります。
ふくらはぎをなぜ見るのか?
ふくらはぎから何が分かるのか?
これを共有してきます。
今日の内容が入ると、体の見方が拡がると思うので
ぜひ取り入れてみてください。
▼下腿の役割
ふくらはぎって、よく「第二の心臓」
なんて言われたりしますよね。
これは、腓腹筋など下腿の筋肉のポンプ作用によって、
静脈の流れを心臓に戻すための機能としてあります。
第二の心臓と言われているくらいなので、下肢からの循環が悪いと、
全身の循環に影響を及ぼす可能性があります。
そして、腰痛の患者様に対して、循環不良が関係している方は、
下腿での筋ポンプ作用が上手く機能していないことが、臨床上よく見受けられます。
下腿の皮膚の硬さ、筋膜の捻れ、筋間の滑走不全、筋と骨膜の滑走不全、筋力低下など
人によって原因は様々ですが、
下腿の筋の動きが悪くなり、その影響で血管にも負担がかかります。
それによって、下腿を通して大腿、腰部と戻っていく静脈の流れが悪くなり、
腰にある腰静脈の血流不全によって、腰痛として体が痛みを表出しているケースがあります。
腰部の筋肉や関節を調整してもなかなかよくならない。
そのような方は、今回お伝えしたような循環不良から来る腰痛の可能性があります。
一度、下腿の状態を確認してみましょう。
このように循環が悪い方は、運動不足、食生活や水分摂取での問題を
抱えていることも多いため、
普段の生活習慣も確認できると、生活の見直しを一緒に考えることが出来ます。
ぜひ、このような観点も踏まえて臨床をみてみると、
体の状態を把握する視点や生活習慣指導への一助になると思いますので、
ぜひ一度、患者さんのふくらはぎを確認してみてください。
では本日の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
中村涼太
追伸
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