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腰痛と胃の痛み

 

こんにちは。

Infinity講師の中村涼太です。

本日は、

腰痛と胃の痛み

というテーマでお伝えしていきます。

最近、いらしてくださった患者様で、
「この間、胃が痛かったんですよね。最近は腰が長時間立っているとつらくなります。」

このようにおっしゃっていました。

このような訴えを聞いたときに、あなたはどんなことを考えますか?
胃の影響を踏まえて身体を評価していきますか?
それとも、胃の痛みは関係ないとして腰を中心にアプローチをしていきますか?

今回、私の思考法としては、胃の評価も踏まえてお身体を見させてもらい、
その結果として、施術後は腰の重だるさの軽減に繋がり、お帰りになりました。

では、どんなことを考えたからそのような結果につながったのか。
これをお話ししていきます。

神経、膜のつながり

まずは、腹臥位で背部の脊柱起立筋の緊張や胸椎の歪みや硬さを確認していきました。
そうすると、Th3とTh7に硬さがありました。

Th7は胃の自律神経支配の影響で硬さが出現しており、Th3は気管支の影響が出ていました。

気管支は肺呼吸が胸郭の硬さによって負担がかかっていたこと。
(この方の最初の主訴はめまいであり、まだその硬さが残っていた。)

そして横隔膜の動きの制限によって胃にも膜のつながりでストレスがかかっていました。
本人の話からは特別、今までと違ったものを食べていなかったとのことで食事からの影響ではないと判断しました。

そして体としては、他にも腎臓、腸腰筋の硬さが認められました。腸腰筋や腎臓も横隔膜とつながりがあり、
胃の緊張もあるため、左側での動きとして膜の緊張が高くなっており、制限がかかっていました。

これは、最近の急激な寒さで腎に負担がかかったことが、
一連の引き金になっていた可能性があり、
そこから腰痛がつらく感じるようになったと思われます。

そのため、施術としては、膜の緊張を整えることを中心に行い、適切な緊張状態に戻していくように行っていきました。

インナー面として
セルフケアは、本当は長くお風呂に浸かってほしいところでしたが、
この方はお風呂が好きではなかったため、水分補給とお腹を冷やさないようにすることを代替案として提案して施術は終えていきました。

今回の腰痛に対してはメンタル面の要素はなかったため、メンタルアプローチは特に行わず。

以上が今回の症状に対する臨床での思考になります。
トータルアプローチを意識していくこと。
アウター面は自律神経や膜のつながりなども意識して施術できると対応できる幅が広がっていきます。

では本日の内容は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

中村涼太

追伸
3月、4月に行われるInfinityトータルアプローチマスタリーでは、
アウター面として内臓血管へのアプローチを行なっていきます。
これまで内臓血管を意識して施術ができていない方は、
施術の幅が広がり、臨床観が変わるきっかけになります。

興味のある方は、下記ページから確認してみてください。
https://abfll.biz/brd/archives/xbyzky.html

 

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