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夜間時痛を早期改善に導くアウターアプローチ

 

こんにちは!

Infinityの渡会です。
本日もブログをご覧になっていただき、
ありがとうございます。

今回は、
『夜間時痛を早期改善に導くアウターアプローチ』
というテーマでお話していきます。


「夜間の肩の痛みがなかなか治らない…。」
「夜間時の足の痺れがなかなか引かない…。」
「3カ月も経っているのに、夜間時痛だけが改善しない…。」

と、“夜間時の痛み”がなかなか改善に導けずに、行き詰まっているセラピスト必見です。

夜間時痛って、不眠症や睡眠の質が下がったりして、
結構悩んでいる患者さん多いですよね。

私も外来で五十肩や脊柱管狭窄症の方などを担当し、
「可動域や運動時の痛みは改善しているのに、夜間時だけはなかなか改善しないな…。」
と、思い悩んだ経験がありました。

しかし、
“ある組織”へのアプローチを習得してからは、
8~9割の患者さんが1ヶ月くらいの施術で、夜間時痛がほぼ無い状態まで導けるようになりました。

では、“ある組織”とは何か?
について解説していきます。

▼神経をアプローチ

結論から言うと、
“神経”
に対してアプローチをするようにしてからは、夜間時痛の早期改善に導ける異様になりました。

なぜ神経にアプローチすると、夜間時痛の改善に繋がりやすいのか?
切り口はいくつかありますが、
汎用性と再現性の高いものを一つ紹介いたします。

それは、
「交感神経が過剰に興奮するから」
です。

夜間は本来、身体の回復を高めていくために、
交感神経よりも副交感神経を優位に働いていきます。

しかし、
神経自体が何らかの原因(牽引ストレスや精神的ストレスから使いすぎているetc)によって、硬くなります。
そして、神経は過剰に興奮しやすい状態となり、逆に活動を抑制しづらい状態になってしまいます。

特に肩周りや脊柱、上肢、下肢は解剖学的に交感神経の繊維に富んでいます。
例えば、緊張する場面では肩肘に力が入り、浮足立つ(足先に力が入る、屈筋群に力が入る)といった反応が起きますよね。

そうなると、夜間でも神経は過剰に働いている状態になり、
五十肩の肩の夜間時痛。、
脊柱管狭窄症や坐骨神経痛であれば、夜間時の腰や下肢の痛みや痺れを引き起こします。

なので、
神経自体にアプローチをして過剰に働きやすい状態から正常の状態(適切な弾力性)に整える事で、交感神経の過剰な興奮は抑えられ、夜間時痛が起きにくくなるからです。

▼どのように神経をアプローチしたらいいの?

神経のアプローチと聞くと、
「神経モビライゼーション」
「神経コンディショニング」
など、神経に特化したテクニックはいくつかあるかと思います、

Infinityでは、
基本的に神経だけでなく、全ての組織をアプローチできる方法をお伝えし、
それに基づいて神経にアプローチする方法をお伝えしています。

全ての組織をアプローチする方法(型)を、
“タッチの3ステップ”
と呼んでいます。

➀進入角度…触れていく角度を決める
➁深さ…どの組織レベルをアプローチするかによって深さを決める。
③ベクトル…調整されやすい(緩みやすい、弾力性が出るetc)方向へと操作する
この手順でアプローチしていきます。

そして神経の場合はさらに、
2つのレベルに分けてアプローチしていきます。

レベル1:神経自体

まずは、神経自体に触れてアプローチしていきます。
この時に意識するのは、
“神経線維”
です。

神経も筋肉同様、形状は違えど、
多数の繊維が束となった構成となっています。

なので、
筋繊維の間の硬結や癒着を取って、滑りを良くするのと一緒で、
神経線維間の硬結や癒着を取って、滑りを良くする意図でアプローチすることです。

筋肉に比べて、サイズは小さいですし深い位置にある組織なので、
筋肉ほどダイナミックに施術者の手は動かしませんが、考え方の原理原則は一緒です。

レベル2:組織間

イメージしづらいと思いますが、
筋膜、骨膜のように神経も膜で包まれています。

なので、
骨膜と神経膜、筋膜と神経膜のように、
神経とそれ以外の組織で癒着が起きて、神経に牽引・圧迫ストレスがかかり、
神経の硬さを作っている場合があります。

アプローチのポイントは、
神経とその他の組織をしっかりと触り分けられるかです。

ここは、筋膜や皮膚などの表層の組織よりも触り分けるのが比較的難しいかもしれません。

しかし、決して特別な能力や才能は必要ありません。。
まずは表層(皮膚と筋肉の間)を触り分けられるようになり、その延長線上で深部の組織も触り分けられるようになります。

▼まとめ

以前のメルマガでも、
「整形外科疾患でも自律神経へのアプローチが必要な時代に入っている」
という事はお伝えしたかと思います。

今回は、“夜間時痛”を例に、
具体的に神経のアプローチが有効であることを解説しました。

是非、皆さんの臨床や現場で実践していただき、
神経アプローチの重要性を実感していただけると嬉しいです。

本日は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!

渡会 賢太

追伸

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だという事は、すでに分かっている事だと思います。

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