PAIN STORY 01
STORY
「頭痛のせいで、何も気力が湧かないんです」初めての通院で悩みを聞かれ、そんな言葉が口をついて出た。10年続く頭痛に悩まされる私を見かねた知人に、紹介されたのがtrust bodyだった。「頭痛の他に気になるところはありますか?」「中田」と名乗るスタッフからされた質問に、しばし考え込む。「肩こり、冷え性、PMS…あと、なぜか左目だけ視力が低下しているんです。便秘や冷え性にも悩まされていて。」改めて並べてみると、自分の不調の多さを実感させられる。
「私、同じホテルで10年以上働いているんです。このままずっと同じ環境にいてもいいのかな?とうすうす感じてはいるんですが…なんだか気力も湧かず、将来のことも深く考えられなくて。」気づけば、そんな悩みも話してしまっていた。それでは、と中田さんが背中に触れる。「交感神経がかなり高まっていますね…。仕事のしすぎか、もしくはカフェインを日常的に摂っているなどはありませんか?」思い当たる節があった。
「実は…TVで体にいいと聞いて、昔からコーヒーを毎日飲んでいるんです。」「そうなんですね。一日どれくらい飲まれるんですか?」「大体、一日に1.5Lほどですかね…?」特に理由はなかった。ただただ、昔テレビで紹介された「コーヒーは体にいい」という情報を信じて、なんとなく毎日のコーヒーを習慣にしていた。「やはりそうでしたか…。おそらくコーヒーに含まれるカフェインが交感神経の働きを高め、頭の血管を縮めることで、頭痛になってしまっているんだと思います。」冷え性やPMSも、すべてはコーヒーの飲み過ぎが原因かもしれない、とのことだった。
「コーヒーは確かに適量だと効果があるのかもしれませんが、飲みすぎると血管が縮まって症状になってしまいます。来院いただいた際は体の緊張を緩める施術を行いますが、普段からコーヒーをお水に置き換える対策をとってみましょう」もともと特に強い執着を持っていたわけではなかったから、コーヒーを辞めるのは苦ではなかった。むしろ、「頭蓋骨の位置を調節するんです」と説明された施術を重ねるにつれ、明らかに体調が良くなっていくのは心地良かったし、気づけば気分が上がる日も増えていた。
そうして、2ヶ月が経つ頃。
「私、最初はどんな症状でここに来たんだっけ?」コーヒーに代えて水を飲むようになったことが大きかったのか、10年抱えていた頭痛や冷え、PMSの存在すら忘れてしまっていた。これなら、全力でなりたい仕事を目指せる。「聞いて!私、職場をやめて新生活をはじめたの!」10年踏み止まっていた1歩を中田さんに伝えられたのは、症状を克服してすぐのことだった。
- 30代 女性
- 施術期間:2ヶ月半(6回通院)
- 担当者:中田 一希