妊活編

PAIN STORY 02

妊活編

妊活編

STORY

はじめての妊活は、35歳だった。結婚してから2年間。夫婦で避けていた「子ども」の話題を考えるようになったきっかけは、お互いに隠していたことを洗いざらい話せたこと。「この人となら本当のパートナーになれるのかもしれない」妊活に踏み切ったのはそんな思いがきっかけだった。はじめに挑戦したのは、食生活の改善。揚げ物やスーパーのお惣菜。妊娠について学ぶうちに、それまでの自分たちは子どもを望むための栄養を取れていなかったことを知ったのだ。そして、4ヶ月後。望んでいた子どもを授かった直後に、「流産」となってしまった。

一瞬「なぜ」という思いがよぎった。それでも、「妊活をはじめて4ヶ月で、一度でも私たちの元に命が来てくれるなんて」と考えると、体からの前向きなメッセージのようにも思えた。
trust bodyのことを知ったのは、ビジネスコーチングで一緒になった川西君が代表をやっていると聞いたから。私たちの流産を耳にした川西君は、「流産したのは、決してお二人のせいではありません。今回の原因は、受精卵の遺伝子に傷があったこと。それは決して、低くない確率で起こることなんですよ」と教えてくれた。
「妊娠には、健康な体はもちろん、心が未来を向いていることも必要です。まずは、施術ではなく夫婦で未来について話し合いましょう」そんな提案から、私たち夫婦と川西君、そしてもう一人の女性スタッフの4人でセッションが始まった。

妊活編

「今、流産を通じてお二方が感じていることを全て吐き出してみてください」「その上でお互いの今を認めあって、これから作っていきたい家族像について話し合いましょう」そこからは、長い時間をかけた話し合いになった。夫は、自分の話を聞きながら、深くうなずいたり、考え込んだりしていた。夫の話を聞いているときの私の顔も同じなのだろうな、とも思った。

それに、夫は今までの私が思いもよらないようなことも話していた。「一人一人が自由な家族であれたらいい」「常識にとらわれない子どもになってほしい」それは、妊活を始める前の夫からは出てこなかったような、それでいて本当に夫が心から考えていることなんだろうな、と思えるようなことだった。
「それでは、今までのお話をもとに、これからの将来像をまとめましょうか」川西君は、その一言とともに「一人一人が自由で、体と心の健幸がととのっている家族」とホワイトボードに書いた。「お二人から出た言葉をまとめると、こういうことになりますね」。夫と二人で顔を見合わせ、うなずいた。心と体の健康は繋がっている。川西君との話し合いでそう気付かされたからこそ、家族で目指す理想が固まったんだ。

妊活編

そこからは「また二人のもとに命が来てくれるように」と、もともと行っていた体を整える施術と生活習慣の改善を、より本格的に取り組むようになった。調味料の選び方や、健康にいい住環境をととのえる方法。夫はというと、週一のファスティングとともに、毎晩教わったセルフケアに励んでいた。

そうして少しずつ新たな命を迎え入れる準備をととのえ、流産してから3ヶ月後のこと。クリニックで検査をしてもらったところ、2度目の妊娠が発覚していた。「これから、自由で幸せな家族をつくっていこう」。たくさんの会話を重ねながら、なんとか無事に出産を迎えた私たち。今では2人目の子どもにも恵まれ、忙しくも楽しく幸せに暮らす毎日だ。

  • 旦那様:40代 奥様:30代
  • 施術期間:1年(16回通院)
  • 担当者:川西 翔太