整体師が解説!ストレッチの効果を上げる理想の頻度と時間

2024.11.14 (木)

健康情報・ライフスタイル

この度は、trust bodyのHP、ブログをお読みいただきありがとうございます。

早速ですが、皆さんは普段ストレッチをどのくらいの頻度で何分行っていますか?

「運動する時だけその前に2〜3分くらい行っています」

「いつも毎日夜寝る前に10分くらい行っています」

「休みの日だけ朝起きてから20分くらい行っています」

などなど、それぞれ人によって頻度も時間も様々だと思います。

では、実際ストレッチはどのくらいの頻度で何分やれば効果があるのでしょうか?

まずは実際の論文で発表されている内容から確認してみましょう!

ここでは、「Journal of Biomechanics」という国際誌に掲載された、新潟医療福祉大学の方が研究された論文内容をご紹介します。

(参考文献:「ストレッチが関節の柔軟性に及ぼす影響について」 新潟医療福祉大学 理学療法学科 平泉翔、中村雅俊講師)

これまでの論文では、1週間に大体5分以上のストレッチを行うと効果があるとされていましたが、

1回のストレッチで行うのか、それとも分けて行った方が良いのか不明確でした。

その内容についてこちらの論文では研究されているのですが、

6週間介入した結果から、週1回5分間のストレッチを行った群と、週3回2分間のストレッチを行った群に分けて測定し、

週1回で5分間ストレッチをした群ではあまり有意差(効果)がみられなかったという結果でした。

また、週3回で2分間ストレッチをした群では柔軟性が向上して、筋肉の硬さも減少したという結果が出ました。

このことから皆さんにお伝えしたいことは、ストレッチを行うのであれば大まかに言うと、

「頻度を小分けにして、時間を少し短くして行う」ことがストレッチの効果を最大限上げるには重要ということが言えます。

ここではどの部位を行うかなどの説明は省きますが、色々な硬いと思っている筋肉に対して、上記のように行っていくと少しずつ効果がみられていきます!

また、補足になりますが、ストレッチは身体を柔らかくしていくということが一つの目的ですが、もう一つストレッチを行うメリット・目的があります。

それは、ストレッチを行うことで、その筋肉が使いやすくなるというメリットです。

どういうことか簡単に説明すると、ストレッチをし続けることによってその刺激・感覚が神経を伝わって脳にいき、今度は脳からその部位を使うという指令に変わり、神経を介してその情報が筋肉に伝わります。

これによってだんだんとその部位が使えるようになっていきます。

なので、使えていなくて硬くなっていた筋肉の場合は、ストレッチを行っていくことでだんだんと使えるようになっていき、柔らかさも出てきます。

これがもう一つのストレッチを行う目的・メリットになります。

つまりこの効果を最大限高めるとしたら、一日の中でストレッチの頻度を(一部位に対して)最低12回以上行うことを当院ではオススメしています。

ストレッチには様々な効果があるので、ご自身の身体が硬いなと感じている方は、上記で伝えたポイントを含めて行っていただくとだんだんと効果がみられてくると思いますので、是非試してみていただければと思います。

最後にまとめると、

・ストレッチは最低でも週3回くらいの頻度と大体2分ずつくらいの時間でそれぞれの筋肉をストレッチしていくと効果的。

・なるべく一日の中で頻度を多く行うこと(最低一部位12回以上)で、脳が使えていなかった筋肉や部位を認識し、脳からの指令を筋肉が受けてその部位が使えるようになる。

ということになります。

これらを踏まえて日々のストレッチを効率的且つ有効に行っていただけたらと思います!

今回の内容は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事の著者

Therapist Infinity

体の痛みだけに向き合うのではなく、人の心にも向き合う。
心と体を分けて考えるのではなく、心と体の繋がりを前提とした選択肢を世の中に届けます。

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