「原因の原因を突き止めよう ~合併症・既往歴から肩関節疾患を考える~」

こんにちは!

『健康の在り方を選択できる文化を創る協会』

INFINITY 理学療法士、スポーツトレーナーの古谷 琢です。

いつもINFINITY公式ページをご覧頂き、ありがとうございます! 

 

今回は、

「原因の原因を突き止めよう ~合併症・既往歴から肩関節疾患を考える~」

についてお伝えしていきます。

 

先週までは

疼痛期の肩関節疾患についての

見方・考え方、日常生活動作の注意点・方法

についてお伝えしてきました。

 

本日は、

肩関節疾患を捉える上でのひとつの考え方

私なりの臨床上の経験を基に

皆さんにお伝えしていけたらと思っています。

 

私の臨床上、

肩関節疾患の外来患者さんばかりを

集中的に担当させて頂いていた時期もあった関係で、

肩関節自体の解剖・運動学の理解、治療は

言うまでもなく重要だと思っています。

 

しかし、

臨床において肩の疾患だからといって肩自体に原因がなく、

肩に対する治療を行なっても

解消できない疼痛などの症状を抱えた患者さん

加えてたくさんみてきました。

 

そんな中で、

今回は疼痛という症状から

私なりの見方をお伝えしようと思います。

 

近年、臨床において

肩の痛みが頭蓋・内臓を調整することで消えたり、

はたまた足部など

別の部位を調整することで消えたりなど、

 

肩と関係のある

頭蓋・内臓、筋・筋膜調整(他関節の筋連結部位)、アライメント調整など••••

様々な治療で効果が出るというのは

多くのセミナーで伝えられており、理解されている方も多いと思います。

 

では、

それらの治療対象部位を考えていく上で

まずどこの評価をして、

どこから治療していけば良いかを

回復の道すじを立てて、

皆さんはしっかり的を絞って考えていくことができているでしょうか?

 

実際、

私自身も頭蓋、内臓、筋膜リリースなどの治療技術は学んでいても

「どこからやっていくのがベストなんだろう?」

と迷うことも多かったです。

 

そんなとき私がひとつの指標として考えるのに用いているものが

「合併症・既往歴」です。

 

どういうことかというと、

 

病院で言えば

診療情報提供書の内容の確認や実際の問診で

この2点の情報を確認し、

 

そこから

頭蓋・内臓系、筋・筋膜性のエラーや

アライメント不良からくる

肩との関係性を考えていくといったものです。

 

 

例えば、

5年前くらいに高校生時代の部活で捻挫を繰り返していた

という患者さんがいたとします。

 

そして

現在肩の痛みを訴えている。

こうなったときに疑うのは、

足部のアライメントや筋・筋膜性からくる肩痛との関係性です。

 

 

変わって、

2年前に肝硬変となり、

胆嚢も摘出されている患者さんがいたとしましょう。

 

そして現在肩痛がある。

こんなときは

頭蓋・内臓系と肩痛の関係を疑います。

 

このように抽象的ではありましたが、

様々な観点から考えていくことができますよね。

 

これだけでも

治療の考え方の幅は広がります。

 

しかし、これでは、

ただ当てずっぽに治療を行うこととなり、

もし原因が違っていたら

患者さんの負担でしかありませんよね。

 

そんなことが起こらないための考え方として

重要なことは、

「悪くなっていった、

もしくは症状が出てきた順番はどこからか?」

ということを明確にすることです。

 

つまり、その方の

症状の時間軸」

をしっかり捉えることが重要です。

 

先程の内容で言えば

既往歴として足首の捻挫があったとして、

そこからどういう過程を踏んできたのかを

問診する必要があるということです。

 

もしかしたら

 

足首を捻挫をした後から

腰痛が徐々に現われ始め、

それがだんだん増強していき、

その後に肩痛が出現した

 

という場合だったとすれば、

やはり足部から見ていくことが必要だと思います。(*図1を参照)

 

もしくは先に

腰痛が元々あり、

その後に部活で足首を捻挫してしまい、

数年後肩痛が出てきたというのであれば、

原因の原因である腰痛を解消しなければなりません。(*図2を参照)

 

このように、

時間軸で考えていけば、

その方の身体の変化を見ていくことができます。

 

それを見ていくことで、

原因の原因を突き止めることができ、

根本的な症状の解消に繋げることができます。

 

特に、

「治療を行なって、その場は良くなるけど

少し経つとまた戻ってしまう」

といった症状の戻りが出ている方の場合は

原因の原因を突き止めれていないことが

問題として考えられます。

 

そうなると

ここでもやはり重要なのは

皆さんもうご理解頂けているとは思いますが

「問診」

ですね。

 

この問診の精度を上げていくことで

慢性痛の根本解決などに役立てることができると思います。

 

是非、ひとつの考え方として参考にして頂ければと思います!

 

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!

それでは、また明日!

古谷 琢

 

 

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